wolfTips:wolfSSLのビルドオプションの指定方法

wolfSSLは、お使いの開発環境によって2つのビルドオプションの指定方法があります。
● configureコマンドでの指定
Linuxなどで主に使われているconfigureコマンドでMakefileを生成する場合は、–enable-xxxxオプションを指定します。
例:
# ./configure –enable-opensslextra –enable-debug
これによって、wolfSSLのライブラリー、サンプルプログラムなどをビルドするMakefileとconfigureコマンドで指定したビルドオプションをC言語のヘッダーファイルに変換したwolfssl/options.hファイルが生成され、makeコマンド実行時に参照されます。自分のアプリケーションのためのコンパイルの際は、コンパイラのincludeオプションやソースコードの先頭の#includeでこのwolfssl/options.hをインクルードしてください。
個々のオプションなど詳細については、ユーザマニュアル2.5 ビルドオプションを参照ください。
https://wolfssl.jp/wordpress/wolfsite/wp-content/uploads/2016/08/wolfSSL_UserManual-jp-3_9_0.pdf
● user_settings.hによる指定
Windows上でIDEなどconfigureコマンドを使わない環境で開発を行う場合は、user_settings.hというファイル名のヘッダーファイルを作成し、ビルドオプションを設定します。その場合、開発ツールの設定でWOLFSSL_USER_SETTINGSマクロをdefineするよう設定してください。また、user_settings.hのパスをインクルードパスに追加してください。
個々のオプションなど詳細については、ユーザマニュアル 2.4 非標準環境でのビルドを参照ください。
https://wolfssl.jp/wordpress/wolfsite/wp-content/uploads/2016/08/wolfSSL_UserManual-jp-3_9_0.pdf
user_settings.hの各開発プラットフォームの例が、以下のファイルにありますので併せてご参照ください。
Windows: IDE/WIN/user_settings.h
GCC_ARM: IDE/GCC-ARM/Header/user_settings.h
Xcode: IDE/XCODE/user_settings.h
Renesas cs+: IDE/Renesas/cs+/Projects/common/user_settings.h
さらに詳しい情報は弊社問い合わせ窓口info@wolfssl.jpまでお問い合わせください。
wolfSSLホーム:www.wolfssl.jp (English:www.wolfssl.com)