wolfBootをリリース

wolfSSLは新製品 wolfBootのリリースを発表しました!

wolfBootは、wolfSSLの基盤としても利用されているwolfCrypt暗号モジュールを利用して、実行対象のファームウェアに署名検証機能を提供する安全なブートローダーです。

セキュアブートローダーの役割は、悪意のあるファームウェアや未承認のファームウェアがターゲットにロードされるのを防ぐことです。さらに、wolfBootはフェイルセーフなアップデートメカニズムを提供します。それはいつでも中断でき、次の起動時に再開することができます。

wolfBootは、ファームウェア認証にwolfCryptを利用し、実質的にすべての32ビットマイクロコントローラを対象に、ポータブルでOSに依存しない、安全なブートローダーソリューションとして設計されています。

小型組込みを目標とした設計と小さなハードウェア抽象化レイヤ(HAL)APIにより、wolfBootはどのOSや非OSアプリケーションからも完全に独立しており、簡単に移植して既存の組み込みソフトウェアソリューションに統合することができます。

wolfBootは遠隔ブート時のセキュアファームウェアアップデート(OTA)の基本機能を提供し、アップデートを処理するために必要なメカニズムを実装し検証するために必要な開発コストを削減します。アプリケーション/ OS内の安全なチャネルを使用してファームウェアイメージを受信するだけで開発を可能にします。盗聴を防ぐために、wolfSSLを使用してTLSを介したファームウェア転送を暗号化することをお勧めします。イメージが更新パーティションに転送されて保存されると、wolfBootは次回の起動時に更新手順の面倒を見ます。

誤ったファームウェアにつながる可能性のあるリモートアップデートは、最初の「テスト」起動後にwolfBootによって自動的に元に戻されます。アップデートが正常に起動しなかったときはいつでも元のファームウェアイメージを復元します。このメカニズムは、現場での偶発的な更新からターゲットデバイスを保護します。

wolfBootオープンソース版は、こちらのwolfSSLダウンロードページからダウンロードできます:https://wolfssl.jp/download/
wolfBootについての詳細:https://wolfssl.jp/wordpress/products/wolfboot/
wolfCryptについての詳細:https://wolfssl.jp/wordpress/products/wolfCrypt/
ブートローダーについての詳細はこちらをご参照ください:https://ja.wikipedia.org/wiki/ブート#ブートローダ

ご質問や詳細についてはinfo@wolfssl.jpにお問い合わせください。