組み込みSSHクライアントにTPMの鍵保護機能を追加しよう!

コネクテッドシステムに対するセキュリティ要件が高まりつつあるなか、我々はその要求に応えるべく、wolfSSHにハードウェアセキュリティを追加しました。

広く利用可能なTPM(Trusted Platform Module)とポータブルなwolfTPMライブラリの組み合わせで、wolfSSHはユーザーのSSH秘密鍵をハードウェアセキュリティモジュール内に保存し、かつH/Wから直接使用することができます。 このため、秘密鍵が未加工の形で公開されることはなく、システムはその重要な秘密を物理的な改ざん防止機能で保護します。

wolfSSHは、ポータブルSSHv2.0クライアントおよびサーバーモジュールです。 また、SCPおよびSFTPプロトコルもサポートしています。 これより、wolfSSHは組み込みシステムおよびアプリケーションに適した選択肢になります。

wolfTPMは、ベアメタルおよび組み込みシステム用に設計されたポータブルTPM2.0ライブラリです。 wolfTPMには、Trusted Computing Group (TCG)に従って開発された独自のTPMインターフェイスレイヤー(TIS)があります。 これにより、wolfTPMはTPMドライバーを必要とせず、すべてのオペレーティング環境で動作できます。

ご質問は、info@wolfssl.jpまでお問い合わせください。テクニカルサポートについては、support@wolfssl.comにお問い合わせください。
原文:https://www.wolfssl.com/teaser-embedded-ssh-client-tpm-protected-keys/